伊勢・松阪 その2

昨日の続きです・・・
今日はエスカルゴ牧場の話 http://www.mie-escargots.com/
こんなところでした。

なんとこちらの研究所の本業は鉄工所だそうです。“松阪”という地を活性化させるためにエスカルゴ養殖の研究を始められたそうです。写真右上の白髪の方がオーナーです。

エスカルゴはこんな奴ら

カタツムリみたいだけど、殻の形は全く違います。
右上の赤い帽子の彼が怖々と覗きこんでいますが、長男です。

ちょっと話は前後しますが、現地に到着するとオーナーが延々と喋り始めます。15分くらいかな・・・
養殖に世界初で成功した話や、なんで養殖を始めたか、出回っているエスカルゴは本当はエスカルゴじゃない、なんて話が続きます。
そして話が終わる頃にこれが出てきます。

見学料840円でエスカルゴプルギニョンの試食2個付きです。
中身を取り出しソースと共にパンの上にのせていただきます。

味としてはほとんどがソース(香草やバターオイル)の味で、エスカルゴの食感・味はアサリを口にした時のような感じでした。
ちなみに長男はこんな顔をしてました。

タイミングが悪くってちょっと間抜けな顔になっています。。。
彼の感想としては、カタツムリ(エスカルゴ)を食べたというよりは“パン”を食べたという印象のほうが強いようでした。だから帰宅してから妻に話をする時も
「パンにカタツムリをかけて食べたぁ!」
と言っていましたから。
ちなみに、エスカルゴの殻は100円で市場に出ているそうで、話によると100円の殻にインドネシア産のカタツムリの中身の缶詰を入れて“エスカルゴ風”として出されているということでした・・・
調理の方法は殻のまま2時間煮込むそうです、その後中身を取り出しワタと身を分け、ワタは捨て身だけを殻に戻すという事でした。。。。
生の状態の殻は茶色ですが、煮込むと白色になるそうです

こうやって、話を聞き、食べた後に生体のエスカルゴが登場し、その後産卵場・飼育場の見学へと行きます。
さすがにこれ以上は“撮影禁止”でした。。。
通常、2〜3年を経て成長するエスカルゴをここでは4ヶ月で成体へと成長させているということでした。
その為に工夫した飼料、ヨーロッパの森の気候を再現した産卵室が再現されていました。産卵室や飼育場は、確かに“森の中の匂い”がしていた、落ち葉やキノコ、湿った土の香り、苔の匂い等など、そのんな匂いが溢れていていましたね。ある意味懐かしい香りだと私は感じました。

エスカルゴ=カタツムリ!、というイメージで身構えてしまいそうなものですが、とても楽しい見学であったと私は思います。また行ってみたいです。
オーナーの理想は、松阪に訪れる観光客の方々が一つでも二つでも良いからエスカルゴを食べて帰って欲しいという事でした。

楽しかったです。皆さんお近くにお越しの際には一度見学されてはいかがでしょうか?