4歳児の取り組み

久しぶりにヴァイオリンの練習の場にお邪魔した。
現在の彼は月末に行われる門下の発表会とその少し前にあるコンクールに向けて日々練習中・・・

大人の気分としては「当日に向けて最後のスパートだぁ!!」と行きたいところですが、そこは相手にしているのは天下の4歳児、気分屋でもあるし、遊びたい盛りの彼が相手ではなかなかコチラが思うようにはいきません。
その上、多分今の曲の練習を始めてからもう半年近くが経過します。彼にとっては一つの曲をそれだけ長期間に渡って練習し続けたことはないのです*1、課題は次から次へと出てきます。
先ずは何とか一通り弾けるようになった、今まではそこでヨカッタはずが「じゃぁ、この部分はもう少しこうやって見ましょう」、で、それが出来るようになると「次はこっちをこんな具合で・・・」というように次々とハードルが追加される。その内最初の頃にクリアしたはずのハードルにまた少し手こずるようになって来る。
そんな具合に彼はこの数ヶ月の間一つの課題曲に取り組んできた、だからなのか最近は少し課題曲を弾くことが飽きているようにも見受けられる。

彼にとっては突き詰めて弾きこなす理由がまだ分からないということはあるのだろう、何で今のままならダメなのか?大人の要求と時分の弾いている音と何処が違うのかが、もしかしたら伝わっていない・理解できていないのかもしれない。
大人の気持ちと、彼の気持ち、本質的に通じることは難しいのだろうけど、後残り半月の間目標に向かって共に進んで行きたいと思う。

もう少し、何かもう少し心に変化を与えられれば一直線に進んでいってくれると感じていのだが、今のところそのキッカケが何かは私にはまだ分からない。
とにかく今は楽しむこと*2、それが大切なようだ。

家では良い音は鳴らせるんだけどなぁ〜

*1:今まではある程度弾けるようになったら次の曲へと進んでいました

*2:とは言っても、練習中の姿をみるとイライラすることも多いですが