子供の準備

昨日は長男の小学校への入学準備の一つで「就学前健診」を受けに一緒に小学校に行った。
健診は居住地が属する学区の公立小学校であったのだが、そこには来年度「新1年生」になるその小学校区に居住する子どもたちが来ていた*1。その数は100数名であった。その中で同じ保育園から行っているのは長男を含め3人、それも後は女の子だけである。保育園で仲の良い男の子たちはみんなもう一つの違う小学校に行ってしまうのだ。なので、周りには同年代の全く面識の無い子どもたちばかり、それに他の子どもたちは同じ幼稚園や保育園へ通っている子どもたちがグループで来ていた。
我が家の長男、これまで周りは物心ついた時から一緒の友達ばかり、そんな状態から周りは既にグループが出来ているが知っている子がいない少数派へと一気に突き落とされた感じであった。親心からも、入学してしばらくは友達・生活面でのフォローと導きが必要になるなと実感した。
そんな事を考え、感じながら、受付を済ませた後はその場で子供とはお別れ、健診は子どもたちだけで在校生に付き添われて順にまわっていくのだった。その間私たち親は、学校長やPTA会長の話を聞いて待っていた。
そして子どもたちの健診が終わると、順次呼ばれて子供のもとへ・・・
長男の顔を見た瞬間、そこにはホッとした顔を見せる長男の顔があった。事前に説明をし、本人も「大丈夫、ひとりで行ける」などとは言っていたが実際にその時になってみるとかなり不安だったのだろうということが感じ取れた。
しかし、これもまた一つのいい経験である。
健診の結果は「異常なし」、最後に先生から「4月に待っていますね」と言われ帰ってきた。。。
4月はまではもう数えるほどだ。

それにしても、私が幼稚園から小学校へと変わった時のことを考えていたのだが、私の場合は田舎の幼稚園と小学校だったので、基本的に地域の周りの同年代の子どもたちは皆んな知っているのが当たり前、そして幼稚園から小学校へもみんな一緒の学校に行くのが普通であった。だから幼稚園から小学校への段階で同級生がガラリと変わるということは無かった。しかし長男の場合はそうではない。6歳の精神状態でこれまでの友達が一人もいない状況へとがらりと変わるのはかなりのストレスになるのだろうと思う。すごく過酷な環境変化だろう、一気に人間関係の荒波に揉まれていくのだ。。。
だけど、まぁそんなことは親が心配しているだけで実際の子供にとってはそんなことは関係なくスグに仲良くなれるのかもしれないが、まぁそれはその時になってみないと分からない。

こんな感じで小学生へと近づいていっているのだった。

*1:この段階では“お受験”で他の小学校に行く予定の子どもも関係なく、皆が参加していた