マイナスの連鎖

以前にも書いていた事だが、病院で働いて多くの患者さんたちと接していると色々なことがある。
最近少々困った事は、患者さん同士が待合室などで会話が盛り上がり、その結果患者さんの状態・状況が悪くなっていくということ。

最近の患者さんは身体や病気、そしてそれに対する治療や処置に関して色々なことをご存知だ。
書店に行けば色々な情報誌があるし、TVでは情報番組やドラマでも医療モノが多い。それに気になる病名や症状があれば、それらのキーワードで検索すれば何らかの答えにたどり着く事が出来る。
で、そうれらのモノから得られた情報を元に“良い方向”に進んでいっていただければ良いのだが、中には悪い部分だけを寄せ集めて自分で病気やケガを作ってしまわれる方も時々ある。これは困る。

今回も同じようなパターンで、オバ様方が数人で集まって話をされている内にドンドンと話が大きく膨らんで、結果的に一人の方がかなりの思い込みによって病んでしまわれた。
困ったことだった。
オバ様方のこういった場合のパワフルさはマイナスの連鎖を作っていってしまうので困る。一度周囲からの情報によってその人の中に作り上げられた状況は、私たちが話をして解きほぐそうとしても簡単にいかない事が多い。

もっと身体の悪い部分と情報に注意を払うのではなくって、自分だけ、友人・知人だけで話をするのではなくやはり「餅は餅屋」なので、冷静に判断して欲しいものだ。。。

最近の困ったことでした。