虹の捉え方の違い
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/01
- メディア: 単行本
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ユダヤ・キリスト教文化圏では、虹は平和のシンボルとして受けとめられているが、中華文化圏では異なる。天が不満をもっているから虹が現れるので、それは不吉な前兆である。現役外交官時代に私は中国の外交官と定期的に会って、意見交換をしていた。自然現象とシンボルの話題になったとき、この中国人外交官は「母から子どもの頃に『虹を見ると目がつぶれる』と言われたことを覚えている。今でも虹にいい印象をもてない」と言っていた。
交渉術では、文化による、自然現象や動物がもつ象徴的意味の違いも大きな意味をもつ。
P.20-P.21
「所変われば品変わる」ってことなんですかね。
一方的な価値観の押し付けではダメなんですね。