日々、レールはない

今日は先日の長男の授業参観日に続いて次男の保育園の発表会。
けど、次男の通う保育園では「発表会」ではなくこういった行事は全て「まつり」としていて、子どもたちが大人や周りから一方的に与えられて、そのまま言われた通りに、望まれた通りいやり遂げるのではなく、子どもたちが「どうしたらイイかな?」「これは、こうやったらもっとカッコよくなるかな?」と考えながら作り上げ、そして当日は「お客さん(両親や祖父母)」と一緒に楽しむというものだ。
なので、劇をやってもある程度ベースの話はあっても、そこに子どもたちの創意工夫が織り交ぜられているので、筋が読めない、思わぬ展開をみせてくれるモノに仕上がっている。
そして、そうやって子どもたちが作り上げたモノを見ていると、まだハイハイやヨチヨチ歩きの頃からの姿が今の姿に重なり、我が子以外のお子さんたちにも「成長したな」「大きくなったね」という気持ちでイッパイになってしまうのだ。

長男の頃から数えるともう7回目、毎回沢山の子どもたちの成長を感じることが出来る嬉しくなる会だ。

今日の会の冒頭の園長先生のご挨拶の中でこんな事を話されていた。

「日々、レールはない」

と。
先にも書いたように、いつもそうだが今回も子どもたちが中心になって、やりたい事を考えて、悩んで創りあげていっている会だ。用意されたレールの上を進んでいるのではなく、保育園や先生方は「フィールドを用意するだけ」だと。
そして

「最初にできたフィールドから、どんどん子ども達がレールをひき、日々その形が変わっていきました。」

と話されていました。
なので、家で話を聞いていても、毎日話す内容が変わっていくのです。
「なんで?昨日は〇〇って言っていたやん。」
と聞くと。
「だって、□□に変えた方が面白いし、カッコよくなるからってみんなで決めてん」
という答えが返ってくることばかりで、そんな姿を見ていると今日の本番の日までずっと考えて、楽しんでやっているんだなということが沢山伝わってきました。


保育園の年度最後の全体行事であるこの会は本当に子どもたちの成長を感じ、手から離れていっていると感じる時です。


今年も良い会でした。

先生方、ありがとうざいました。