音のミックス

あるコーヒーメーカーの製品広告の中にこんなのがある

「ドレミファソラシドをブレンドすると、モーツァルトやベートーベンが生まれる。」
http://blend.dydo.co.jp/bib/

なるほどね。と思う一文だ。


で、最近そんな事を実感している。
長男は3歳の頃からヴァイオリンをやっていて、去年ぐらいからようやくメジャーな曲も少しづつ弾けるようになってきた。
そんな中で、今、門下の合奏で弾く曲の中にモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」がある。当然長男は門下合奏グループの中で一番下っ端なので、弾くパートは第1ヴァイオリンだ。その練習を家でよくやっているのだけど、音を聞いていると、ところどころで私の耳には「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」には聞こえず、「なんでこんな旋律になってるんだろう?」と思う所があった。だけど先日、合奏グループの門下の先輩たちとの合同練習の時にその謎は溶けた。
合奏は、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリンとピアノで行なうのだが、その3つの音が合わさると長男が単独で弾いている時に感じた違和感のある旋律は、見事に調和のとれたハーモニーとなって私の耳に届いた。
単純にスゴイと思った。
作曲家がどのように曲をつくり上げるのか理解できないが、メインの音・旋律が在って、それをそれぞれのパートや楽器の音に振り分け、それらが見事なハーモニーを奏でるように仕上げる。。。

一見無関係な別々の音、旋律が一緒になるとゴロッと表情を変える。。。

音、旋律のミックス、音楽は面白い。