日曜参観と教育講演会

今日は子供たちの学校で日曜参観。。。
家で学校のことは話の中でしか聞かないので、実際の授業風景を
観るのは楽しいものだ。
授業の進め方、内容も私たちの頃とはだいぶ変わっているので、そういったところも観ていてコチラも考えさせられるもので、基本的には

「生徒の発言を大切にする」
「グループでの討論・話し合いを常に行う」

そういう所が下の学年から上の学年まででとても目についた。

そして、授業参観の後は教育講演会。
以下、まとめ

◯これからの社会のグローバル化の進展は、遠く離れた異なる文化や考え方が間近にあ
らわれ、異なる価値観や正義、信念が対立しやすい世の中に変化して来ている。 ・こういった現代では「グローバルコミュニケーションスキル」が必要となって来ている。(異文化理解能力)これは語学力を指すのではなく、自分の育った文化以外の異なる文化圏の考え方を理解し、根本的に文化的背景が異なる者同士の対立を調整し、人間関係を構築したり、考えを合意に導く能力が必要

◯思っている事が上手に伝わらない、もしくは相手の考えが分からないぶつかり合う状況、修羅場を経験させること。親心では子どもに苦労をかけたくないものだが、本当にそれで良いのかと皆さんに問いかけたい。なぜならばこれからの社会の変化は誰も予想する事ができなく、その中を子どもたちは歩んで行くからである。困ってつぶれてしまう人間では困るので、なんとか自力で持ちこたえ、あるいは他者に協力を求めてでも解決に向う能力を経験的に学ぶことが必要となって来ている。

◯社会変化に対応できる人間の育成を目的とし、混沌とした社会の中で問題を発見し、他者と協力しつつ問題を解決できる資質や能力を育む教育が重要だと考えられている。
学ぶべき知識は学習し、それを実際に活用すること、1人で実現できない時は周りの協力を求めること。「できないこと」はなにか?自分で分析できる力。
 ・「できない」と言うことを言葉に付け加えて考えてみると、
  (今はまだ)できない
  (これまでの方法では)できない
  (一人では)できない
  →ただ「できない」ではなく、できない理由を見つけ「しなやかに」「しぶとく」取り組む。

◯「学力」とは、三つの要素から成り立つと示されている。
 ①基礎的・基本的な知識・技能
 ②知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等
 ③主体的に学習に取り組む態度
 →学習意欲は6カ月児でも持っている→生き延びるための能力
 様々な経験をして失敗を繰り返し学んでいく。失敗をしないと後で困る。
 この「学力」を子どもに身に付けさせるために親は愛情を持って試練を与え、あえて
 失敗を経験させることによって。「失敗の仕方」も含めて実社会での生きて行く方法を
 学ぶ事が、問題に向き合う姿勢が重要である。(支え合い、人は人によって育つ)
 →親、先生だけでなく、友人、世代を超えた人間関係の中で学べる

◯知識を学習し社会で活用して行く中で、目指す答えを吟味し、しんどいけど感じながらも解決に向け物事を進めて行く姿勢。あきらめずに、違う方法を考え出して探求して行く力はこういった親の愛情に支えられてからこそ身に付けられるものである。

 ・安全ならば 危険を教える
 ・安心ならば 不安を教える
 ・簡単ならば 複雑を教える
 ・手軽ならば 面倒を教える

嫌がるものを無理やり口に押し込むのではなく、愛情を持って、獅子の様に熟慮の上で子を谷に落とすことは、ナイフでものを切らせ、火を使わせる事など身をもって経験をさせることでしか学べない。
親だから子どもが分かることはもちろんである。なぜなら親と子の時間は全く同じ時間である。(お母さんはお父さんよりも少し長い)親が親になってからの時間は子どもにとっての人生全てである。安易に子どもの知らない自分の昔話をするだけでなく、子どもが必要としている試練を与え、守り育てるかが親の役目ではないか?小学生はタイヘンだが、親もタイヘンである。

以上