朝の足音

早朝5時半を過ぎた頃、朝ランとシャワーを終え、しばらくして落ち着いてからバルコニーでちょっと作業をしていると、まだ真っ暗な街中に

「タッ、タッ、タッ、タッ!」

と何人もの小気味いいリズミカルな走っている足音が響いていた。
顔を出して下をのぞいて見ると、揃いのジャージー姿の高校生が走っていた。
自宅の周囲は旅館が幾つかあって、修学旅行生たちがよく宿泊している。時々、運動系クラブの生徒さんたちが合宿中の朝練でワイワイと走っているのは目にした事はあったけど、今朝見たのはそんな様子とはまた違い、走りが速い集団の練習だった。
よく考えれば、来月には高校駅伝の全国大会が開催されるので、それに出場する学校のチームが数週間前から週末毎にコースの試走に来ていた。なので、今朝見たのもそれら出場チームの生徒さんだろう。

それにしても、やっぱり毎日キッチリと「走る練習」をしている人たちの走る姿はキレイだ。足音のリズムもイイ。自分自身が走っている姿とは段違いだな。
今朝見た姿、聞いた足音をイメージしながら、今度の朝ランをやってみます。