授業参観

今年は訳あって、日曜参観は長男だけ。

更改授業は、体育と道徳

であった。

普段通りの姿って事では丁度イイのかもしれないけど。。。?

道徳
スライド式で
「今、貴方が一番大切と思い浮かべる人は誰ですか?」
考えさせた後
「では、その人に値段をつけるとしたら幾らですか?」
って質問だった。
答えは色々「大切な人に値段は付けられない」「僕はお金が欲しいから1兆円」など、基本、高額か、0円であった。

その後、スライドが変わり、古い写真で老婆が何かをしている場面、手元は写っていない写真であり、それを見て「何をしているでしょうか?」との問い

これも答えは、想像力豊かに、撮られた時代背景も想像しながら皆が答えていた。
で、スライドが変わり手元が映ると

80代の老婆が、出生後に小児マヒで寝たきりとなった50代の娘に、食事を与えている図であった。
説明で、老婆は寝たきりとなった娘のためにずっと世話をしてきた。最終的に、老婆は癌で亡くなるが、入院や加療を行わず、自分が亡くなる1週間前まで娘の世話をし。
ということであった。

で、そういった説明をした後での問い

「この老婆の行為に対して貴方は、賛成ですか?反対ですか?」

深く考えると難しい問いです。
歳の行った私たちから考えると、賛成、反対どっちもあるなと思いました。
最初の生徒たちの回答も、ほぼ半数づつで、若干、賛成が多かったです。

その後、生徒が自分の答、それに対する説明を述べていましたが、皆、それぞれが老婆の視点では○○で、や、娘からすると△とも考えられるし。。。
と賛成の立場、反対の立場でしっかりと意見が出ていました。
どちらか一方の価値観だけを全体の考えとしてまとめていくのではなくて、それぞれの考えを残しつつ、今後も考え続けさせるような内容と感じました。

「道徳の授業?」とは思いましたが、いい内容でした。