HAPPYなミニコンサート

京都はとても快晴で暖かな日だった。
桜も私が想像していたよりもまだ元気に咲き誇っていた。勝ってに花の寿命を見限って悪かったなと感じている。

今夕はとても良い時間を過ごすことが出来た。
今日は妻と子供たちが午後から出かけると聞いていたので、誰も居ないと分かっている家に仕事から帰って家に居ると妻から電話がかかってきた。
「○○*1にまだ居るんだけど、よかったら来ない?」
という連絡だった。
いつもなら自宅で“待っているよ”というところなんだが、今日はちょっと気になることもあったので歩いて店まで出かけた。店まではノンビリと歩いて20分位だ、道中には何箇所か見事な桜の木が在り何度か立ち止まって見上げていた。夕陽に照らされる桜も綺麗だった。

さて、のんびりプラプラと歩いて店に到着すると、店の中から良い音色が聞こえて来る。
ヴァイオリンの音色。。。
店内には長男の師匠・L先生と先生の弟子で今は芸大生のS君*2、そしてS君のお母様と我が家族がご一緒していた。
店内から聞こえていた“良い音色”の正体はL先生とS君の演奏の音であった。そんなに広くない店内に二人の奏でるヴァイオリンの音色が満ちる、間近で聞いている妻や長男は勿論、周りに居られた他のお客様も皆さん聞き入っておられた。
とても良い音、心に響く音があった。
途中で店内が暑くなって来たので烏丸通に面した入り口扉を開けたままにしていると、仕事帰りの方が何名か足を止めてL先生の音を聞いていた。L先生の音には“やさしさ”が在ると私は感じる、だから仕事が終わった身体にそのやさしい音が染込むようだった。
長男にとってはとても良い時間であったようだ。最初は久しぶりに出会うS君に緊張していたようだったが徐々に打ち解け何曲かの演奏を聴いてもらったそうだ。そして褒めてもらったことが嬉しかったみたいであった。

L先生とS君がソロでそれぞれ弾く、色んな話を交えながらのちっちゃな演奏会。
私が聴けたのはほんの僅かな時間であったのがとても残念だった。

素敵な素敵な小さな空間での素晴らしい時間と出来事、今度が何時になるかは分からないが次が楽しみだ。
今度はI君も一緒にならないかなぁ〜

*1:義母がやっているTea salon

*2:S君は去年の門下のクリスマス会で長男と一緒に合奏をしてもらった http://www.youtube.com/watch?v=O37R_gSf-uU