よくある話です。

先日リーダーをチェックしているとこんな記事があった。

ネット検索で「重病だ」と思い込む 「グーグル症」患者が医者困らせる (1/2) : J-CASTニュース


「検索する」ってことが身近になり、ある程度の答えがウェブ上に溢れているから当然おこりうることなんだろうけど、上記の記事のような話は日常的にあることです。
特に最近は介護・医療に関する情報はウェブをはじめとして、本や雑誌、新聞に毎日・毎号のように掲載されていて、患者さんや利用者さん、ご家族の皆さんが自由に自分の欲しい、望む情報をどんどん知識として身につけていっておられる。なので、私も出来る限りそういった医療・介護に関する情報を収集してはいるのですが、全てを網羅するわけにもいかず時には「えっ?なにそれ?何の話?」と戸惑こともよくあります。

ただこの「戸惑い」も2種類あって

「人は自ら見たいと欲するものしか見ようとしない」

という言葉にもあるように、大多数の人はそれが良い情報にしても悪い情報にしても“自分にとって都合の良い(部分の)”情報しか見ていないし、記憶にも残っていません。
なので、ウェブで検索して自分の症状・状態を納得して楽天的に受け入れて下さる方もおられれば*1、「なんでそこまで?」と思ってしまうほど、悪いところばかりを自身に当てはめて悩んでしまう方も居られます。
前者の場合は楽天的な情報の暴走を抑制したり、方向を修正するだけなので良いのですが、後者の場合はその方を縛り付けている“悪い”情報の柵を一つ一つ解きほぐして納得していってもらい、そして正しい状態認識へと導いていく必要があり、これは時には綱渡りのような言葉選びが必要な事もあります。

本当によくある話なんです*2

皆さんひとりひとりが、自ら調べて、自らに必要な知識を知っていくことはとても大切なことだと思います。
私たちもそういった情報に正しく対応出来るようにしなくてはなりません。

*1:これはこれで、深刻な状態の時に楽天的過ぎる方は困りものなのですが・・・

*2:上記の話は単なる私見です