想像し理解する

自身で経験したことにしか考えが及ばないようでは、官僚はやれても政治家はやれない。自身で経験していないことでも知識と想像力を駆使することによって、ローマ人が好んだ言葉で言えば「comprehendere」、つまり「把握し理解する」必要があり、それには情報が欠かせなかった。しかも情報は、一つですからなく複数であること

ローマ世界の終焉(中) P.59


言われたこと、与えられた事だけの情報で物事を判断し、理解したようになってはいけない。
得た情報、与えられた情報、そして自分で見つけた情報、それらを合わせてその先を考えて、想像して物事を理解することが大切なんだろう。