フランス風とドイツ風

今夜もワインを開けた。
最近、アルコールの摂取が頻回のように感じるが、まぁこれはこれで楽しい事なのでヨシとするか。

という訳で今夜の一本はこれ

またまた丹波ワインからの一本(というか、丹波ワインしか最近は飲んでない)
「WEISSER BURGUNDER 1994」です。
写真にもあるとおり、“WEISSER BURGUNDER”とはブドウ品種の名前でこれはブルゴーニュ産のピノ・ブランと同一品種です。
“WEISSER BURGUNDER”をカタカナ表記では裏ラベルに“ヴァイサーブルグンター”と書いてありますが、私はこれを本当は“ヴァイスバーゴンター”と言うんだと教えられました。まぁ、どちらでも良いんですけどね。
この“WEISSER BURGUNDER”はごく少数の生産です。それは何故かと言いますと、丹波ワインのブドウ畑では幾品種かが試験的に栽培されています(ごくわずかな量です。一畝か二畝です)。それでそこから収穫されるブドウを用いてワインを仕込みます。ドイツ風に仕込んだから“ヴァイスバーゴンター”となっています。これをフランス風に仕込むと“ピノ・ブラン”として作られます。(ピノ・ブランは後日飲みます)
二つの違いが楽しみです。

さて、写真の通り中身の色合いはとても“濃い”です。ロゼではありません。白ワインなんです。
色合いは深く濃く熟成され、香りはとても豊かでした。香りをこちらから嗅ぎにいって初めて感じとれるのではなく、相手から“香りを嗅いでくれ”といわんばかりでした。
蜂蜜のような香り、白い小さな花の香り、焼きたてのパンのような香りと幾つかの香りを感じることができた。
確かに醸造所の人間が自分たちが楽しむ為に作っただけあって、10数年経ってもシッカリとした香りを放っていた。

あー、今夜はとても良い気分だ。