顎と私

最近の私の悩みは食事の時間にある。
なぜなら、口が開かないのだ。右の顎関節に違和感を覚えたのはもうかなり前の事なのだった、その時はまだ開口時に顎関節にひっかかるような感じが在り少し関節部分を押さえてやると無事に開くし痛みもなかった。
そんなような状態でずっと来ていたのだが、最近になって開口時に「ゴキッ」というような音がするようになったり、押さえても口が開きにくくなったり、そして時々痛みも伴うようになってきた。
ここまで来れば歯科等を受診すれば良いのに、いつもの事で今回も放っておいた。すると2月初め頃にはついに口が開かなくなってしまった。開かないとはいっても全くではないのだが、ヒドイ時にはプチトマトが口に入らなかった、食パンを食べるために口が開けられなかった。
この時は食事をする事がとても辛かった…

で、ついに決心し自分で治療することにした(よほどじゃないと自分ではやりません)。

治療とはいってもやることは単純で簡単。
職場に在る低出力の半導体レーザー治療器(波長:830nm)を用いて、痛みの在る右顎関節周囲の圧痛部分・関節部分を中心に1ポイントにつき15秒照射、その後場所をずらしながら計15分間続けた。
それを一回の治療として、今で通算7回行った。

結果、今回は1回目の照射で痛みがほぼ半減した。開口障害も改善した。
2回目以降の照射で更に痛み・開口障害ともに改善していった。
現段階で多少の違和感はまだ存在するものの、開口障害や痛みは問題のない状態にある。

後は噛み締めた時にまた別の痛みが出現しているのだが、これも照射範囲を拡げ、部位を選定することで改善がみられた。

まだしばらく治療を続ける必要があるが、良い結果を得る事が出来た。

顎関節症にレーザー治療の効果がある事を身を以て体験したのだった。

こんな事なら悪化する前にもっと早くやっておけばよかった…