ちょっとした「?」

長男(4歳)と過ごしていて時々「?」と思う事がある。
私と二人で野球やジャンケンなどをしていると、どうしてもその遊びの中で「勝ち」「負け」というものが出てくる。
そういった勝負事の遊びをしている時に

「やったぁー! お父さんの勝ちー!」

そして続けて私が

「○○の負けだぁー」

というやりとりをすると、“負けず嫌い”ってのもあるのだと思うが、長男はこう言う。

「そんなんアカンのにー 勝ちとか負けとかって言ったらアカンのにー」

と私に言う。

「何で勝ちとかないの?」

とたずねると

そんなん先生言うてはったもん みんな一緒って言うてはるもん

というような答えが返ってくる。どうやら保育園では常にそういった方針で園児に接しておられるようだ。
確かに保育園の運動会も明確な勝ち負けがつかないようになっている。

これでいいんだろうか?
確かに日常的に優劣をつけたり、勝ち負けをつけていくと“喜ぶ子”と“悲しむ子”が出てくる。しかしこれは生きていく上、大人になっていく上では仕方のないことで、“勝つ”事の喜び、“負ける”事の悔しさを体験する事も大事なんじゃないだろうか? “喜び”“悔しさ”をその場に居る大人が一緒に気持ちを共有する事で子供も成長出来るのじゃないかと私は考える。
勝つ事も負ける事も教えないままで、「勝ち負けはない、みんな一緒」などといった事を何も知らない子供に教えて行くのは「?」と思わざるを得ない。

必要以上にとは言わないが、もう少し“競争する”ってこと“一番になる”ってことを意識しても良いんじゃないだろうか。
じゃないと向上心が育たなくなる気がする・・・