宵山見物について

ここのところ毎日スッキリとしない天気が続いて何かと憂鬱です・・・
しかしそろそろ京都・四条烏丸界隈は賑やかになってきます。いよいよ明後日10日ごろからは各鉾町で“山”や“鉾”の組建てが始まります。そうなると一気に“お祭ムード”が盛り上がります。私も毎朝意味も無くいつもと違う通勤路を通り鉾や山が建つ各会所の前を通りブラブラしています。

さてさて祇園祭については以下の情報が比較的判りやすいのではないかと思います。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gion/gion.html

地元「京都新聞」のサイトの一部ですが宵山中の“屏風祭”なんかの細かな情報が掲載されており良いと思います。

そこで私なりの“かなり”勝手な宵山見物のポイントを記してみます。
先ずは下記のサイトにあるように山や鉾は案外広範囲に点在しています。
祇園祭2012 - 山鉾案内図:京都新聞

だから短時間で全てを観ることは不可能です。全てを一日で観て回ろうと思うなら最低でも半日以上はかけてないと無理だと私は思います。特に四条烏丸界隈が歩行者天国となる18時以降となってからでは大変混雑が厳しく例え四条通りや烏丸通りであっても鉾の近くでは身動きが出来ないほど混雑します。ですので鉾や山が数多く立ち並ぶ新町通りや室町通りにおいては道幅も狭いのでなお更大変です。
もし時間に余裕のある方ならば午後からお越しになられて混雑する時間帯となるまでに新町通りや室町通りに在る鉾や山、そして各家々の“屏風祭”を見学され混雑してくる頃には大通りへと出てそこにある鉾を見学されるのがいいと思います。
ちなみにこれは去年の宵山の日に撮影したものです。この後もっと人出は増えました。

時間にあまり余裕の無い方、そして夕方からお越しになる方は全てを観ることは諦めてください。ですので事前にあある程度自分は「あの鉾を見たい!」「あの山の粽や御守りが欲しいッ!」*1と狙いを定められた上で行動されることをお薦めします。
そしてもし目的とする山や鉾が新町通りや室町通りに在る場合には注意が必要です。この2つの通りは歩行者も一方通行となります。その上先ほども言いましたが道幅が大変狭く屋台も多く並んでいるので一旦この通りに入ってしまうとほとんど動けない状態になる事があります。ですので、新町通りや室町通りの山や鉾を目的とされる場合には少し迂回されて烏丸通りなどから東西方向の通りを利用して行かれる方が辿り着き易いと思います。

というような具合ですが、簡単に私が思いつくまま勝手な見物ポイントを記してみました。
山や鉾以外での私のお薦めは新町通りの家々が表に飾れる家宝や調度品ですね。中には確か“加藤清正公の鎧”もあったはずです。

皆様の御参考になれば・・・

*1:各山や鉾によって粽や御守りの目的が違うんです。鯉山なら“出世祈願”保昌山なら“恋愛成就”船鉾なら“安産祈願”など色々あります