ナショナリズムという迷宮〜ラスプーチンかく語りき〜

佐藤優氏と魚住昭氏との対談形式で語り進められる、本書の内容は今の日本や世界各国に見えている「ナショナリズム」や物事の側面を論理的に説明されており、今までとは違った理解を得ることができる新鮮な一冊であったと思う。
本文のあとがきで魚住氏は佐藤氏をこう評している

佐藤さんはロジック(論理)の人でだった。レトリック(修辞)を使う人なら掃いて捨てるほどいる。だが佐藤さんのようにロジカルに物を考え、ロジカルに世界を分析できる人にお目にかかったことはなかった。

といっている。僕もこの意見に同感だ。佐藤氏の関連著作を読むと今まで自分が知らなかった世界がどんどん開け、また疑問に思っていたことに、ロジカルに佐藤氏が解を与えてくれる。
また知の刺激を受けた!