国家の崩壊

国家の崩壊

国家の崩壊


佐藤氏関連で読めていなかった物を読みました。

読んでみて、もっと早くに読んでおくべきだったと後悔している。
同氏の「国家の罠」「自壊する帝国」とはまた違った感じで、一連のソ連邦崩壊が語られていて、理解しやすっかた。それに本書では、今問題となっているが私たち日本人には理解しにくい、中央アジア等の「民族紛争」「イスラム原理主義」などに関する謎解きがなされており大変読む価値があった。

対談者の宮崎氏が投げかける複雑な問いに対し、佐藤氏はそれらをロジカルに我々に理解しやすいように順序だてて明確な解を与えてくれた。