ライオンと蜘蛛の巣

ライオンと蜘蛛の巣

ライオンと蜘蛛の巣


帯にこうあった、

インテリジェンスのかぼそい糸は、百獣の王をも捕らえる!!

で、著者が手嶋氏なのでさぞ「インテリジェンス」に言及した本なのだろうと思った。手にとって一読してみると、なんだかそんな感じではない様子。一見するとそこには小説のような。物語のような挿絵や文章が綴られていた。
この作品を読むにあたり、すごく想像力を刺激され、行間をいかにして捉えるか最初は戸惑った。なんだか「ふわふわ」とした感じの一冊であり。手嶋氏ならではの表現で実体を大きく包み込んでいる感じがある。

しかし、実際に読んでみるとそれは氏が今までの人生で経験してこられた「インテリジェンスとはこういうものなんだ」、「こういう場所でインテリジェンスには出会うんだよ」と書かれている気がした。