戦費と化すチョコレート

ケーキなどの甘いもの、チョコレートが好きな人にとっては結構ショックなのでは?
記事の筆者の所属する英ロンドンのNGO「グローバル・ウィットネス」がまとめた報告書「ホット・チョコレート〜カカオがどれだけコートジボワールの紛争を悪化させているか〜」で明らかにされたことらしいのだが、記事はこうある。

西アフリカのコートジボワールでの出来事らしいのだが。コートジボワールはチョコレートの原料である“カカオ”の全世界の供給量が4割を占めているらしい。
このカカオはコートジボワールにとっては石油に次ぐ輸出品であって、年間輸出額は14億ドル(総輸出額の35%)にもなるそうだ。
記事ではこのカカオ輸出額の中から少なくとも何割かがコートジボワール政府やそれに対する反政府組織に流れ、それぞれに対する戦闘費用に充てられたとしている。

記事はこう締めくくる

コートジボワール産とそれを含むチョコレートの不買運動を呼びかけるわけではない、そうした運動は地元農家を苦しめるだけの結果しかもたらさないことが多いからだ。私たちは、カカオ輸出業者、とりわけ多国籍穀物商社に誰にどれだけの税金や関税を支払った明らかにするように求めている。そうすれば、不透明な金が武器調達資金に充てられる余地を少なくできるからだ。消費者も、原料がどこから来ているかチョコレート会社に尋ねることで、企業が紛争に手を貸さないよう圧力をかけることができる。