東京から去りゆくロシアの老スパイ交代要員は経済のエキスパート

ロシアの情報機関、対外情報庁(SVR)の東京支局長のスミルノフ参事官が交代するらしい、後任はサンクトペテルブルク出身、経済のエキスパートとのことだ。
スミルノフ氏は、鈴木宗男衆議院議員や佐藤優氏とも関係があるそうである。

スミルノフ氏の交代は、ロシアの対日戦略転換を意味する。・・・
・・・情報機関主導のプーチン政権は、世界最先端を行く日本液化天然ガス(LNG)、原子力発電、高速鉄道技術の導入のため、対日経済関係強化の方針を打ち出しつつある。今後、政府系ガス会社ガスプロムや国営石油大手ロスチネフが日本に本格進出し、豊富なオイルマネーで日本企業買収に動く可能性があるとされる。SVRはそれを側面支援する任務が与えられる。
 老世代のスミルノフ氏では、高度な対日経済戦略に対応できないということだろう。これを機にSVR東京支局は陣容が大幅刷新されるとの情報もある。

もうすぐプーチン政権も交代であるが、今後の日本との関係はどうなっていくのだろうか。日本も政変があり、不安定な状態であるが、政府のゴタゴタのせいで関係が悪化していくようなことは断じて避けて欲しいものだ。