田舎の秋

週末から久しぶりに実家へと帰っていた。約2ヶ月ぶりであった。
その頃とは実家の周囲の景色もすっかり秋へと変化しており、普段の街中では中々感じることの出来ない季節の移ろいを感じることが出来た。街中で感じるこの時期の季節の移ろいと言えば、スーパーの食品売り場では秋刀魚や栗、キノコ類が豊富になり、コンビにではおでんや中華まんの販売が始まり、お菓子コーナーではチョコレート系が充実してくる。デパ地下ではやたらと和洋共に栗を使った商品が増える。

と、まあこんな感じだが、実家では夏には青々としていた田んぼの稲も既に刈入れられて新米となって食卓に並んでいたし、朝晩の空気もはるかにひんやりと冷気が漂っていた。しかし、なにより一番感じるのが空気の匂いだ。刈入れられた稲藁の匂いはとても心地よく鼻をくすぐってくれた。

本当にのんびりと過ごせた週末であった。