11月号 ロシアに続々誕生する「国策会社」の脅威

副題はこうであった。

国家資本主義という名の恐怖・全体主義に回帰しつつあるロシア。第二幕では国策会社なるもんすたーが登場した

有り余る石油マネーによって好景気を持続させている。そしてその資金を用いて、ハイテク、ナノテク、兵器生産やソチ五輪準備を行う国策会社が続々誕生しているらしい。
そして、プーチン大統領はそれらの会社のトップには自らの出身母体であるKGBや旧友・腹心を充てることで、来春任期満了を迎えた後もロシアの政治経済に影響力を与える腹づもりらしい。

国策会社の設立ラッシュは、国家が経済を牛耳る国家資本主義体制を中心に据えた「プーチン王朝」の確立に向けた潮流といえる。

そう任期満了後、一期をはさんで再度大統領に再選する様子で、その頃には大統領の任期に関する憲法も改正されているのではなかろうか。
記事は最後にこれからのロシアをこう締めくくる

金儲けが最大の目的となった国策会社は、今後、石油マネーと核兵器の両方を持つ国家を後ろ盾に、世界の市場で自らにふさわしい地位を求めた戦いを挑んでくるだろう。国家資本主義に向かう企業国家ロシアは、隣国の日本だけでなく、世界が無視できない存在となる可能性がある。
 石油や天然ガスといったエネルギー資源の国有化に始まった「プーチン王朝」興亡の物語は、その第二幕が始まろうとしている。

大変である・・・

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