幅が狭い

自分の資質の問題もあるのかもしれないけど、今の仕事(資格)ってのは“つぶし”が利かないってつくづく思う。その資格を習得してそれを元に仕事を続けていった場合、ある一定以上の期間を過ごすとそれ以外の事が出来にくくなってしまうように思う。

一つ目、学生の時から一つの資格免許を得るためだけのカリキュラムをこなして行き、その結果その資格免許を得ることが出来る。だから、学生時代にはその資格を使った仕事しか頭にない。

二つ目、資格習得後に就職する。と、そこからその資格に応じた実践的な技術の習得が始まり、そこから何年かが過ぎる。そうやってある程度その資格でもって一人前に仕事が出来るようになる頃には、医療関係以外の世界に行きにくい状況・状態が出来上がっている。

三つ目。これが一番の問題かもしれない。病院を始めとした医療関係の職場って言うのは、今読んでいる途中のパラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)で海部美知さんのおっしゃるような「パラダイス鎖国」(それも相当末期の状態)だと強く感じる。そもそも医療・福祉関係の資格って職業的に需要も在り安定しているでしょ。だからその安定を求める人(そういった人ばかりでもない、本当にやりたい人もいる)が資格を習得して仕事に就く。だから、必然的に大方の場合安定を求める人たちに集まりとなってしまう。その上、そんなに努力?をしなくても患者さんたちはやって来てくれる、だからあまり“目の色を変える”ような改革をしないし、何処も似たような状態だからってあまり競争も起こりにくい、と色々在る。まだまだ、色々と思うことも有るが書き出したら限がないのでやめておく。
本当に、医療関係で働く人(経営者はどうかわからないが)は「ぬるい」考えの人が多い。だから、一旦入っちゃうとその業界からは抜けにくくなってしまう。困ったものだ。

てことなのだが、だから今挙げたことを理由にしたくはないが仕事の幅が狭まってしまうのではと考える。“イザ”って時に自分で何かを始めようと思っても、ベースに「ぬるい」業界の気質がどうしてもあるから、その辺りを基礎にした仕事に少し何かを加味したものを創造してしまう。全く違う事を考え出す力が弱っている。
自分で言っていて情けなくなるが、本当だ。結局みんな、職場を変わることはあっても別の職業へ転職することはほぼ無い。狭い「業界(パラダイス鎖国)」の中をあっちへこっちへと行ったり来たりするだけだ。

で、結論だが、今の状態が自分で自分の首をしめているのかな?
もう、話が支離滅裂!愚痴っぽくなってしまった。