ちょっと補足

昨日のエントリー(みんなで止めよう温暖化 - Fere libenter homines id quod volunt credunt)の中で「ヴェリブ」について触れた。

それで、改めてヴェリブ - Wikipediaを読んだりしたのでが、もう一つForesightの4月号の中に「ヴェリブ」の記事があったのを思い出し、早速引っ張り出して来て当該ページを読んだ。こちらはウィキペディアとまた違った切り口で書いてあったので、記憶がてらここに記録しておこうと思う。

そこにはこんな事が書いてある。ヨーロッパの他都市とにも在る「貸自転車」との比較だ

市による安価な「貸自転車」は、北欧でもっと昔に始まった*1。デンマークの首都コペンハーゲン市では十年前、ノルウェーの首都オスロ市では五年前に、それぞれ「ヴェリブ」に似たシステムが導入され、利用者が定着している。
(中略)
自転車が街の風物詩になっているのは、オランダのアムステルダム市である。「貸自転車」システム導入は1968年というから、もう40年の歴史がある。当初は利用者が少なく大失敗だったそうだが、今では78万人の人口に対して63万台の貸自転車が定着している。

「貸自転車」の歴史って古いんだな・・・
京都も似合いそうなんだが

さらにこう続けている

後発の割りには注目だったパリの「ヴェリブ」システムが成功した秘訣は、「環境問題」といった堅苦しい題目を並べず、「ヴェリブ」という可愛らしいネーミングを含めて、モードにうるさいパリジャンやパリジェンヌの間に、「自転車に乗るのはお洒落」というイメージを植えつけたところにあるようだ。たとえば、雑誌の星占いなどにまで「今週の運命の出会いはヴェリブの自転車置き場。あなたが自転車を返すとき、自転車を借りに来た相手と、恋に落ちるかも」という記事が載っている*2

愉快だ!!
こういう風なハード面の整備ばかりでなく、ソフトな雰囲気作りも非常に大切な要素なんだな。日本だとこうは行かない気がする、ハードはしっかりと作るが「後はご自由に」というような具合になって、結局利用者は増えない!なんてことにもなってしまうのだろう。

本当に難しいことではないと思うのだが、「真似」をしてみても良いんじゃないのかな。

自転車を一番よく利用する学生さん達が動き出せば、全体が動くんじゃないかな。。。

「京都を自転車で駆けよう」

*1:ヴェリブは2007から

*2:フランスっぽい!!