野茂投手の引退

野茂英雄投手が「悔しいけど」との言葉と共に引退をを表明された。
日米通算201勝!メジャーで2度のノーヒットの・ノーランなど、その記録は数え上げたらキリがないほどだ。
野茂投手がメジャー行きを表明された当時、日本人選手がアメリカで活躍するなんて事は想像されていなかった。世間でも「日本球界に対する裏切りだ」とか「半年で尻尾をまいて帰って来るぞ」などと批判的な意見が大多数だった、そういう私自身もメジャーに挑戦することは賛成ではあったが、果たしてどこまで勝てるのかと疑問があったものだ。そして初登板から暫らくは勝てなかったが、初勝利をあげた時には友人達と大いに喜んだ。とても嬉しかったのだ。それ以来着実に結果を残していった野茂投手、私にとって最も偉大な野球選手の一人です。

そんな野茂投手に対する私の一番の思い出は、大阪・難波のあるビルの小さなエレベーターに偶然一緒に乗り合わせた事だ。まだ結婚間もない時で妻と二人、閉まりかけのエレベーターに慌ててとび乗った、そこに野茂投手は居たのだった。
大人が数人乗ればいっぱいになるエレベーター、最初は気が付かなかったのだが、野茂投手の連れの方*1に「何階?君、ごついなー」と言われながら、ふと振り向くと、そこに野茂投手の顔!思わず声が出そうなほど驚いた!「ノモだッ!」と胸の内で叫びながら、もう心は落ち着かない。心臓はドキドキ、顔は変な具合にニヤケているし、一緒にいた妻はそんな落ち着かない素振りの私を見てとても可笑しそうだった。
この偶然の出会いは時間にしたらほんの数十秒の出来事だったがその狭い空間*2での出来事は、私にとって忘れられないものだった。目を閉じれば今でもくっきりと思い出す事が出来る。
私の大切な記憶…

野茂投手はいつまでも私のヒーローです!
お疲れさまです。

*1:元近鉄の佐野投手だった!

*2:呼吸を感じる程の近さ