とうとう・・・

最近、毎日毎日世間を賑わせている言葉“汚染米”と“事故米”・・・
新聞や報道番組での中身をみていると、どう考えても“知らなかった”ではすみそうにない手順で転売に次ぐ転売を重ねて元を隠そうとしているように見えて仕方がない。
多分、今回の事だけではなくて、ずっと以前から同じような偽装?不正転売?繰り返されていたのだろう(そうではないと信じたいが…)。
実態はまだまだ根深そうだ。

それにしても今回の出来事、思ったよりも広範囲に拡がってきている。事件の一方を聞いた当初は“あちゃー、暫く焼酎は飲めないね”とだけ単純に思っていたのだが、暫くすると“食用にも転売!”との話。それも一部が京都市内の保育園で使用されたってニュースをみた。
京都市内の保育園児の親としてとても不安になった。
そして更に、数年前まで職場で関係のあった業者にもそれらの米が納入されていた、その上遂には私の勤務するグループの関連施設においても納入・使用が認められたとの事であった。
そしてとうとう、京都市内の中学校における学校給食にも“汚染米”が使われていたという事が今日の報道であった・・・

ここまでくると、“焼酎飲めないねー”と他人事のようであったものが、とても身近で深刻な出来事となってきた。
一体この国の農政ってのはどうなっているんだろう?
“米”って私たち日本人の主食でしょ。基本なんだよ。何でそれを偽るの?扱った業者は米袋は単に金袋にしか見えなかったのだろうか?自分たちが食べ物を扱っているんだという意識は無かったのか?

こんな言葉を聞いた。
汚染米”の使用が発覚した保育園に通う園児が母親に言った言葉だ。
「なぁ、お母さん 僕って“毒”食べてしもうたん?」
なんて事を子供に言わせるんだ!何て答えます?
私はこれを聞いてとてもショックだった。

大臣や次官が今さら辞任をしたってどうにかなる問題じゃない。

“食”の安定した安全な供給は国の基本だ。