ボヤッとした目標

月曜日、火曜日というのは仕事をする上で一番頭を使っている気がする。
入院患者さんの場合最終的な目的は「退院する」ということなのであるが、その「退院する」までに獲得すべき必要な能力が夫々の方に応じて存在する。獲得必要な能力とは、基本的には「座る」や「立つ」といった動作であり、またそこから先に「歩く」や「トイレにいく」といった内容がある。

で、週初めにそれぞれの現段階での「目標設定」をし、クリアのために必要な方法をアレコレ考えてみる。
考えた内容・目標は患者さんに「今週はこんな感じだよ〜」と話をしておく、「歩く為には○○が出来なきゃなんないし、だから今週は□□をするよー」というような事を話す。
しかし当然人が相手であるのだから、患者さんの身体の状態やその他諸々の事象のおかげで設定した目標通りにいく訳もないので、その辺りの「目標変更」は臨機応変で“ゆるーく”考えている。

けど最近は最初に「入院期間」が決められていることが多いので、あんまり“ゆるーく”なんていってられない事も多い。

目標はあくまで目標、予定通りにクリアできれば万々歳だけど、目標に囚われすぎず必要に応じて目標を“ボヤッ”としたものに変更していくことが大事なのかなと考えている。
患者さん本人の考えと、その御家族の考え、そして私たちの考え、その三つの考えを合わせて上で“ええとこ”を探していくことが私の仕事。。。