落選して思うこと

東京が目指していた2016年の夏季オリンピック開催地召致レースで残念ながら落選した。

結局開催地に選ばれたのはリオデジャネイロ(ブラジル)だった。前評判どおりに「南米初開催」が選択されたのだ。
同じく候補地の一つであったシカゴ(アメリカ)は“地元”であるオバマ大統領夫妻を最終プレゼンに投入したが残念であった。
しかし冷静に考えてみればアメリカは夏季・冬季を合わせて何度も開催しているので、“やりすぎ”と判断されるのは当たり前だろう。だからいくらオバマ大統領の願いであっても無理だったのだ、これでオバマ大統領の任期中にアメリカでオリンピックが開催されることはほぼ無くなった。

さて色々と話題になった昨夜の各候補地に最終プレゼン、鳩山首相は失敗したと考える。
スピーチ用の原稿を事前に用意しておくのはある程度仕方のないことだろう、しかし応援のスピーチをするのなら、原稿の内容を記憶して、理解して、自分のものとして自分の言葉で話すべきであったと感じた。モニターに映る原稿を読みながらでは、しらけてしまう。その点ブラジルの大統領のスピーチには“気持ちがこもった自分の言葉”であったと感じた。
それらの最終プレゼンをみて、投票が始まる前に東京が選ばれることはないなと感じた。

「魅せるスピーチ」、これからの鳩山首相には必要だと感じた。