亀のようにコツコツと

朝晩はめっきり涼しくなって少しでも油断をすると風邪をひいてしまいそうです。
自宅生活圏や、職場活動圏でも次第に身近なところで新型インフルエンザ感染の話が聞こえてきており、毎日ドキドキしながら過ごしています。

さて、今日も朝から家族総出で長男のヴァイオリン練習についていきました。
最近の毎度のことですが、夏のコンクールや発表会以降の練習は楽しそうにやっています。
多分、今は今までやってこなかった基礎練習が中心なので練習で弾く曲や、出す音はこれまでに既にやった事のある曲や出したことのある音なので、彼の中では「うわー、簡単な曲ばかりや」と思っているのかもしれません(私の勝手な想像ですが)。
だけど、現状は彼が思っているほど簡単なものではありません。
曲は弾けても、音は出せても、「基礎練習」においては気をつけることや改善することは山程あります。知らなかった、気づいていなかったことだらけです。そういったことはモチロン横で練習を見学している私や家では先生代わりとなる妻にとってもその通りです。
ここ最近は「楽譜を見て楽譜の通りに弾く」ってこともやっているようなのですが、今までは何となく楽譜は見ていたものの、そこから情報を得て弾くのではなく基本的には耳で聞いた音とメロディーを記憶して弾いていました。それを今は楽譜にある音符を見て、そこからの情報を音に出すってことですが、ちょいとまだ苦労しているようです。
まぁ、それでも楽しんでやっているので見ているこちらも嬉しくなります。

今日は帰り際に師匠が長男にプレゼントをくださいました。一本の糸で編み上げた「亀」のキーホルダーでした。
以前にも「亀」の飾りを頂いたことがあります。
そして今日も「亀」。
師匠は言いました。

「毎日、毎日少しづつ少しづつ亀さんのように練習してね。」

と。
師匠の亀のプレゼントには師匠の願いが込められているようです。「亀のように急がずコツコツ毎日練習を積み重ね上手になってね」という願いです。

亀さんキーホルダーを頂いた長男はそんな師匠の願いを知ってかしらずかとても嬉しそうでした。

家では最近保育園の登園まえと、夕食後に練習をしています。
これからも妻と長男二人三脚、私はサポーター、家族総出でコツコツ精進を続けます。