酒 食欲の秋

何も言わずに今夜はこれ

肴は実家からもらった黒豆の枝豆。今の時期これに勝る酒の肴はないだろう。

ビールと焼酎以外のアルコールを久しぶりに摂取した。

職場は京都・伏見なのでたまに患者さんから

「先生、これ飲んでぇ」

といってお酒をいただくことがある。皆さん私が“ノんべぇ”であることを知っているらしい。
今夜の一本も患者さんからいただいたもの、だけど残念なことに“伏見の酒”ではない。
京都の酒処“伏見”も造り酒屋さんの数は年々減っているようだ。私が働きだして10年になるが、その間に職場の周辺にあった酒蔵が記憶にあるだけで「4つ」無くなった。本社機能だけを残して蔵は地方へと移ってしまったようだ、今ではそれらの跡地はマンションか駐車場になっている。
残っているのは資本が大きいか、有名なところだけになっているようだ。

そうそう、今夜の一本の味わいは、“キリッ”と辛口であるが香りがイマイチ弱いと感じた。
よく言えば飲みやすい、悪く言えば個性を主張しない、と感じた一献であった。