そういえばこんな話を

三が日も終わって、仕事も始まりそろそろ正月気分ともサヨナラといった気分の時ですが、以前に耳にしたお節にまつわる話を・・・

「お節料理」といえば、以前は家々のお母様方が作られ、その家独自の“お重”が作られていた訳ですが、ここ数年はそのお節料理も作るよりも「買う」といった事が増えてきたようで、デパートにおいては年末商戦の大事な一翼で早いところでは10月からお節料理の予約受付をしている。皆んな気が早いもんですね

さてさて、今回の私の話に関係あるのは今では私たちの生活で切っても切れない“コンビニ”のお節料理に関して・・・
今回の年末は不況の影響なのか以前に比べると、コンビニでのお節料理の取り扱いがあまり目立たなかったように感じました。
で、そのコンビニで扱うお節料理ですが、作り始めるのはとても早い時期のようです。
以前こんな話しがありました
たしか世間は暑い暑いといった挨拶が常套の7月頃の話だったと記憶しています


私:「Aさん、夏場の方が案外“冷える”ってことが多いから膝の痛みには注意してね」
Aさん:「先生、分かったよ。でもなぁ、これから仕事が忙しぃて大きな冷凍庫に入らなあかんねん。イヤでも冷え     るわ」


そのAさんは食品加工会社に勤務される方で、ちょっと興味が湧いたのでさらに聞いてみた


私:「この時期は何が忙しいの?」
Aさん:「玉子焼きの数を数えて管理せなあかんねん」
私:「玉子焼き?なんの?なんでそんな大量なん?」
Aさん:「年末のコンビニの“お節”に使う玉子焼きやねん。量が多いから今から作って冷凍しておくねん」
私:「今頃からお節の準備するの?!」
Aさん:「そうやで!いまから作っとかな間に合わんねん」


その時初めて「コンビニお節」の今まで知らなかった舞台裏を知った私はとても驚いた。
季節物、行事物、皆んなが欲しがりそうで、売れそうな物を何でも用意している“コンビニ”、改めてその生きる力に驚いた。

お節料理にまつわるちょっとした小話でした。

お節料理ももう単なる行事の一つですね。あってもなくても一緒の単なる行事、でもそれはとても寂しい気がします。知らない事をしっておかないといけませんね。