真似っこは大事

新たな仕事を始めていく上で「真似をする」ってことは大事だと感じる。

よく「技術は目で見て盗め」と言われるが、正にその通りだろう。
私たちの職種においても大きく言えることだと思う、学校で知識や技術は一通り学んだとしても実際にはそう簡単に習ったことが上手くいくものでもない。だから私も就職した頃は必死にさり気なく先輩たちのやっていることを見ていた。見て、見て、そしてまた見て、それから「なんでそんな事をしているのだろうか?」と考えてみて、今度は自分で試してみて、それらの繰り返しであった。

そうやって来て10年が経ったが今でも「見る」事は多い、自分が接している患者さんと同じような疾患、傷害、症状の患者さんに対して上司はどのような手技をやっているか、自分が未だ知らないことやっていないか、自分がやったことのない手技をやっていないかとその手元を見ている。

知識や知恵についても同じようなことが言える、一つの症状をどのように診るか?上司と患者さんが話をしている事を横で耳をそばだて自分なりの「診たて」を考える。「診たて」が違えば何で違ったのかを考えていく・・・

勿論、真似をするだけではダメで、真似をしてみた後でそこに自分なりの考えや技を加えていかねばならない。

だけど、基本的には先ずは「真似っこ」。

これが一番大事だ。