こんな人が今欲しい

またこの国のリーダーが変わろうとしている。
どのんな人がなるのかは分からないが、こんな事を理解出来ている人にリーダーになって欲しいものだ

天才とは、その人だけに見える新事実を、見ることのできる人ではない。誰もが見ていながらも重要性に気づかなった旧事実に、気づく人のことである。

ハンニバル戦記(中) P.127

歴史の主人公である人間に問われるのは、悪しき偶然はなるべく早期に処理することで脱却し、良き偶然は必然にもっていく能力ではないだろうか

ローマは一日にしてならず(下) P.171

人間世界では、はじめから遠い将来まで見透し、それにもとづいていわゆる百年の計を立て、その計を実行に移せる人間は多くはない。少ないから、天才なのだ。天才以外の人間は、眼前の課題の解決だけを考えて方策を立てる。だが、ここから進路は二つに分れる。眼前の課題の解決のみを考えて立てた方策を実行したら、結果としてそれが百年の計になっていたという人と、眼前の課題は解決できたが、それは一時的な解決にすぎなかった、という人の二種類だ。
 後者の偶然は偶然でとどまるが、前者の偶然は必然になる。歴史上の偶然が歴史的必然に変るのは、それゆえ人間の所業によってである。後世から見れば歴史的必然と見えることのほとんどは、当時では偶然にすぎなかったのだ。その偶然を必然に変えたのは、多くの場合人間である。ゆえに、歴史の主人公は、あくまで人間なのである。

ローマは一日にしてならず(下) P.121 122


強いリーダーが欲しい。