仕事と自分

今の職場に勤務をしてもうすぐ丸々8年が経過する。自身の年齢も30歳を迎えた。
そろそろ次のステップを模索するべきなのかとも思う。
そう思うのも、今の職場はなんだか身の置き場が悪い。自分の働いているところを否定するようなことを言うのはとても嫌なことなのだが、否定をしたくなるようなことしか思い浮かばない。悲しい限りだ。
悲しさにも色々あって、今一番悲しいのは自分の立場の不確実さだ。自分のやっていることが正しく認識されていない、それって一番寂しくて悲しいことだと思う。
何も知らない外部の人たちが謝った認識をもって接するのは仕方がないことだとは感じるが、せめて部署は違えど同じ職場の人間に誤った認識を待たれることはとても辛い。
それが最近の一番のストレスだろう。
現状のままではダメであると解っていながら、打開していけない自分・・・。日々、考えてしまう。そうやって毎日を過ごす、苦しい。
そして日々思う、「自分は一生懸命生きているのだろうか?」
梅田さんのブログを読んで、今の自分が恥ずかしいと感じた。ということは、一生懸命に生きていないのだろう。

これまでもそれなりに真剣に生きてきたつもりだけれど、最近はこれまで以上にやってるな、という感じがする。なぜだろう。大きくは二つの理由がある。第一に、自分が書いた「ウェブ進化論」が予期せずベストセラーになったわけだが「さあこれから、それを超える仕事をしよう」という、極めて身近で個人的な目標ができたことだ。第二に、シリコンバレーにやってきて僕の家から車で数分のところに住み始めて半年になるはてな創業者・近藤淳也の「必死になって生きている狂気」みたいなものを間近で経験し、強い刺激を受けている、ということがある。なるほどこういうふうに生きるということが「本気で世界を目指す」ということなのかと、十五歳年下の近藤から日々学んでいる。はてなの経営はその近藤との共同作業なのだが、それに加えて、僕は僕の世界で近藤に負けない大きな仕事をしたいと必死になって競争しているのである

2007-03-12 - My Life Between Silicon Valley and Japan〜 最近、これまで以上に真剣に一つ一つのことに取り組んでいるような気がする 〜

信念を持ち、そこからブレずに生きていこうと思った。