少し過去を振り返ってみる

先週の一週間、連日梅田望夫氏の「ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!」についての感想やその日に良いなと感じた言葉、感じたことなどを書いた。毎日が出会いの連続でビジョナリーの名言に含まれている「意図」や「考え」「思い」を自分の中で噛み砕き、すり合わせそして納得を重ねていった。脳が沸き立つ一週間だった。

そして昨日読み終えた後、思い出した。私自身が何時だったか、多分学生時代から集めていた「語録」「名言」の存在を。だから引っ張り出し、読み返した。そこには、ただ単に何の目的もなくその時代、その時に私が「これはッ!」と感じた言葉達が記してあった。中身は主にマキアヴェッリの「君主論」や「ディスコルシ」からのものが多かったのだが、読み返してみてそれらを記した時に自分が何を考えて記したのかを思い出してみると、また新鮮な気持ちにもなりとても良かった。しかし、マキアヴェッリが書いていたものを見ると「君主論」はチェーザレ・ボルジアをモデルに、「ディスコルシ」はヴェネツィア共和国や古代ローマの偉人をモデルに書いているが、「今の時代にも通じる事ばかり」だなと思うと共に「いつまで経っても成長しない人間」の存在を感じたりだ。誰が言っていたかは忘れたが、

歴史から得られる最大の教訓は、ヒトは何も学習ていないということだ

っていうのも在ったと記憶している。納得する部分も多い。

いやしかし、本当に充実した数日間だった。自分の足元も今一度しっかりと確認することも出来てとてもよかった。
ビジョナリーの名言は今から生まれて、未来へと続く言葉。今まで集めた言葉は一旦置いておく、そして今からは先を見据えた言葉との出会いを大事にすることとする。