4月も半ばを過ぎ・・・

今日はとても暖かくて、気温は25℃を越えたとか・・・。とにかく過ごしやすい一日だった。

さて、新年度が始まりもう4月も半ばを過ぎた。
毎年、この時期に考えることは「如何にして人に伝るか・教えるか」と言うことを考える。今の職場で働き始めて9年が過ぎ、今では古株の一人となっている。だから、必然的に周りの同僚たちの動向などにも注意を向けなければならない訳だが、その中でこの時期は毎年「どうやって教えるか?」を経験が浅いなりに考える。

個人的には以下のようなことを心がけている。

  1. 知力
  2. 説得力
  3. 持続する意志
  4. 肉体上の耐久力
  5. 自己抑止力

の5つを、出来る出来ないは別として、「出来る」と心がけながらいる。
でもって、何も知らない相手に対し伝え・教える場合は次のようにしている

  1. 先ず丁寧に、1から10まで教える
  2. 実際にやってもらう
  3. 最後に別の誰か、もしくは私に対しその行為について説明してもらう

というような感じだ。だけど、これは私が勝手に思っているだけで、本当にこれでいいのだろうか?

で、最近耳にした言葉だが

「部下は信頼しても、信用するな。」

というのがある。これを聞いて思い出したのが大学生の4年間、毎年夏の間中やっていたプールの監視員のアルバイトのことだった。まあ、とにかく厳しいところだった。体育会系ってな感じだった。そのアルバイトも2年、3年と続けていると、“新人”に対して指導をしなくちゃならなくなる。私の場合も3年目には「班長」なるものに任命され、10数名の班員を率いる立場になった。最初は見よう見真似で他の先輩班長たちのやり方を真似て、あまり深く考えずに班員たちを監視ポイントの各所に配置し、自分自身もポイントに付き自分の担当範囲のみを監視していた。
しかしある日、一人の先輩班長に言われた


「お前は“班長”なんだからポイントで監視をするな。自分が配した班員たちがどうしているか見ろ。自分がそのポイントに配した限りは、班員たちの行いに責任を持て。信頼して配置することも大事だが、信用して放っておくな。」

と言われたのだった。その時は「ハッ」とさせられ、今まで自分が何も考えずに配していたことを反省した。と同時に、部下(班員)に対する自分自身の責任の持ち方などの心構えを痛感した。
それ以来、この考え方は今の私にも通じている。
だから、あの大学時代の4年間やり続けた夏のアルバイトは、とても厳しいものであったが、人生におけるとても貴重な経験をすることが出来たと思っている。あの時期に「責任」って事を知ることが出来たのはとても良かった。

今でも忘れられない思い出だ。厳しかったけど、勉強になった、そして楽しかった。