ワインについて雑感

久しぶりに何処にも出かけていない休日。。。
今、私以外の3人はお昼寝だ。

ちょっと感じたことを記しておく。
以前から感じていたことなんだが、ワインを購入する時の販売店側の説明なんかが気になる。

今はまたワインブーム。10年ほど前にもあった、その時の世は世紀末でみな何かしら不安を抱え、それが自分の健康維持へと気持ちが向かっている時代だった。だから時代に合致したのか、“ワインポリフェノール”“フレンチパラドックス”等の影響でとりあえず赤ワインが売れに売れた。何処に行っても赤ワインは“品切れ”だった。それまでは「赤は渋いから飲めない」って敬遠していた人もテレビなどで“赤ワインの効能”が取り上げられたりすると、一転して「やっぱり赤の方が美味しいね」なんて言っていた。
私の知っている醸造所でも、そこのあるワインがテレビで紹介された次の日からその銘柄は店頭から無くなってしまった。結局、最後にはその醸造所からは出荷できる赤ワイン全てが無くなってしまった上に、白ワインもどんどん買い進められ赤白あわせて常時8〜9種類あったワインが白ワインを2種類のみ残すまでとなってしまった。そんな状態は数ヶ月も続いたのだった。
そんな異常な赤ワイン現象が10年前にはあった。

そして今はまたワインブーム、このブームは以前とは違う。今は「美味しいワイン」「人が飲んでないようなワイン」「話題のワイン」がよく売れているように思う。
今のブームには少なくともある漫画の存在があると感じる。酒屋の店頭販売されているものや、酒屋の広告、楽天の中の商店でも「○○の中で紹介されました!」「漫画○○のセットです!」とかいう様に商品の宣伝の一番目にその漫画に紹介されたかどうかがくる訳だ。別に悪いとは言わないが、踊らされているような気もする。
私もその漫画好きでよく読むのだが、その中には「品種はどうだ」とか「セパージュはどうだ」「テロワールはどうだ」などとよく出てくる。確かにそういった情報もワインを楽しむ上で重要かも知れないけど、少なくとも私は専門家でも無い人がワインを楽しむ上では必要ないと思う。またその作品ではワインを飲んだ時の表現が今までワインを題材としたほかの作品とは違う、絵画や舞踊に例えたりだ。このワインはこのように表現するのが望ましいとでも言いたげな具合と私は感じる。
私は思う、ワインを飲み、楽しむのにそんなに細かで高尚な知識や表現は全く要らないと。ポンッ!と開けてサッと飲み「美味い!」と感じられたらそれで良いのだ。人がああ言っていた、こう言っていたは関係ない。自分が美味しいと思えること、それが全てだ。
食事と楽しむ時もそう、この料理にはこのワインが合う、この食材にはこっちのワイン、、、とよく言う。確かにその通りなんだろう。だけど、それも関係ない!自分が好きな食べ物を食べそして飲んだワインが美味しかったら、それが最高の組み合わせなんだ!
もっと自由に気ままに楽しもう。

もうちょっと思っていたことがあった気がするけど、なんだかダラダラとした書き方になって来たのでここらで止めておきます。

さあ今夜飲むワインでも探しに行こうかな、漫画を片手に;-)