教えてもらいます

京都はまだまだ暑い日が続く。。。

今日は終戦記念日だった。
身内で戦死された方が無く、だから戦争は全くその存在が身近ではなかった。また生まれ育ったところが小さな田舎の集落であったから周りに戦争体験*1を話す方も居られなかったせいもあるかもしれない。
記憶にあるのは、小学生の時にお盆の墓参りで墓地を訪れた際に普通の墓碑に混じってあちこちに先の尖った墓碑が建っていることを疑問に思った。なぜ形が違うのか?と・・・、答えは出征されて戦死された方の墓碑であるということであった。そう教えられて先の尖った物の数を数えたのだが、集落の規模の割りに戦死された方が意外と多いんだなと感じた。

こんな私にとって先の大戦というものは、学校の教科書で習った知識に加えて各種書籍から得た知識だけであった。
そしてここ1、2年の間にいくつかの先の大戦に関係する書籍を読むことがありそれにより少し幅の広い考えを得ることが出来た。
Fere libenter homines id quod volunt credunt 2007-06-07 日米開戦の真実〜大川周明著「米英東亜侵略史」を読み解く〜

Fere libenter homines id quod volunt credunt 2007-11-05 沈黙のファイル―「瀬島 龍三」とは何だったのか

そして上に挙げた2冊に加えて、今は職場で色々と話を聞くことが出来る。
陸軍や海軍に居た方、ヒロシマに居た方、空襲に遭われた方、子供時代に兄弟だけで満州から引き揚げてこられた方など本当に色んな立場、色んな年齢、色んな場所で先の大戦を経験・体験された方々の話を聞くことが出来る。これらの話は勿論教科書には載っていないし、上に挙げた本にも載っていない。自らの体験を自らが負った傷と共に語ってくださるのだ、それはとてもリアルな話だ。

過去の方々の上に私たちは今生かされているのだと、強く感じるようになった。

*1:空襲や戦場体験など