デザイン

先日父と話をしていたら、丹波ワインの話になった。
丹波ワインは今年で創業30周年になるということなのだが、初期の頃の話を聞いた。想像し難いことなのだが、今は自動化されているような作業(コルク打ち や ラベル貼り)を一つ一つ手作業でやっていたことがあるとのことだった。
知らなかった。。。

今夜も“新酒”を飲んだ。
やっぱり美味い。
ところで、“新酒”のラベルは写真にもあるように“漢字”が沢山書いてある

ちなみにこれは次のように書いてある
「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん」
梁塵秘抄/ - Wikipedia
上記「梁塵秘抄」の中にある一節で“庭先で遊ぶ、純心な子供の姿”を詠ったという事だ。
とまぁ、こういう風に丹波ワインにはラベル表記が“漢字”であるものが多い
これは創業当初においては、ラベルのデザインにおいても欧米スタイルを真似た作りになっていたそうなのだが(実際に以前に見たものは、英語表記に古い形の圧搾機をデザインしたものだった)、それではせっかく“京都・丹波で作っているワイン”だという事が国内、更には海外に向けても伝わり難い、だから“漢字”を用いたデザインにしたという事だった。
なるほど、30年前から海外を意識した作りになっていたのだ。

創業時の想いは色々と深いものがあるなと感心した事が思い出されるのだった。