衝撃的でした

本日、久しぶりに「ブラックジャックによろしく」の最新刊を読んだ。

新ブラックジャックによろしく 5(移植編) (ビッグコミックススペシャル)

新ブラックジャックによろしく 5(移植編) (ビッグコミックススペシャル)

言わずと知れた医療系の漫画だ。
今回扱っている医療問題のテーマは“移植医療”だった、腎移植を行うとしてそこに至るまでの様々な出来事を描いている。
そして今回に限りなんでここに“衝撃的”として記したかというと、その中身が凄かった。
最新刊では移植医療の中でも“脳死移植”にまつわる話が取り上げられていた、作中では交通事故によって脳死となった20代の男性在り、そして家族が“移植”を決断する過程、更には脳死判定から臓器の摘出までが描かれていた。この脳死判定~臓器摘出の過程が正に衝撃的であった。
脳死判定については、その方法はある程度言葉の上や人から聞いた話で判っているつもりであったのだが、生命反応を確認するべく行う各種の検査は、想像していたよりハードであった。私なら家族としてその場に立ち会える度胸はないと感じた。

そして“脳死”と判定されれば次は臓器の摘出であるが、この描写も妙に生々しくリアルであった。また思った、もし自分なら、もし家族ならこの内容を知った上でもまだ脳死による臓器提供の承諾書にサインが出来るか?と。。。

自信はない

私は脳死による臓器提供に反対ではない、がしかしこの一冊を見てしまうと揺らいでしまう。。。
「あげられるものがあれば、なんでもあげれば良いじゃん」と考えていたの私だが、今は躊躇いがある。。。

見なきゃ良かったと思う自分と、見て知ることが出来てよかったと考えている自分が今は同居している。

暫くはこの話が頭の中に居続けそうだ。