育児休業

フォーサイトの8月号に
「片働きから育児分担制へ 必要なのは男性の意識改革」
と銘打った記事が掲載されていた。

中身としては6月24日に国会で成立した「改正育児・介護休業法」についてであった。
子育て中の私にとってはとても気になる記事であった。

それによると今回の改正の大きなポイントは二つあり
「企業に対する短時間勤務制度の導入義務化」と「父親に対する育児休業促進策」ということらしい。
掲載されている記事を使わせていただくとこのようになる

3歳未満の子供を持つ従業員に対しては、一日6時間程度の短時間件目を導入することが企業に義務づけられた。従業員から求めがあった場合には、残業も免除しなければならなくなった。
育休に関しては、現行制度では父母がともに育休を取得する場合、期間は原則一年間で、父母が同時に育休をとることは認められず、交代でとるしかなかった。今後は、父母が同時に取得でき、それぞれ子供が12ヵ月になるまでの最長一年間の取得が可能となる。長期の育休を申請しづらい父親には、産後8週間以内に育休を取得した場合に、もう一度育休を取得できるようにする。専業主婦の配偶者である夫については、これまで育児休業がとれないように社内規定で決めることができたが、今回の改正で、会社が育休取得を拒める制度を廃止することになった。

これらの改正されたものが施行されるのは来年の夏頃になるという話であるが、これだけを見ていると子育てする側にとってはとても有り難い改正であるとは思える。しかし実際に男親が育休を申請するのは困難なのではと感じている。私の場合は長男の時も次男の時も結局のところ育児休業は申請しなかった、というのか申請し辛かった。上司に頼めば育休の取得は可能であったとは考えるが、中々長期間連続して休む事はどこか言い難い面があった。結局のところスポットで休んだり、午後から半休をとったり、暫くの間残業(夜診)を変わってもらっていた。それでなんとか周りの世話になりながら今でも子育てを継続中である。
今にして思えば職場で後に続く男性職員のために男性の育児休業取得の前例を作ろうかとも思っていたが、それをしなかったのは少し残念に思っている。

どうだろうか?今回の改正が施行された後は男性の育休申請は増えるのだろうか?
後はそれぞれの職場の環境・雰囲気しだいになってくるのだろうとは思うが、これからの社会の変化に期待してしまう。
男性が気軽に育休取得を宣言できる社会が到来することを期待している!