夏の終わり 送り火


今夜は「送り火」だった。
いつもと変わらない蒸し暑い夜、毎年決まって家族4人でマンション内上階の階段踊り場で観る。
そこには毎年同じマンションに住む友人家族も居る。
毎年の、住みだしてから同じように続く夏の儀式



静かな真っ黒な夜闇の中に燃え上がる「大」の火、そして燃えて消えていく。この夏の記憶が次々に頭の中を流れていく。
火が着いて20分もすればだんだん消えていく。。。
一緒に見ていて、誰ともなく言う

「あぁ、今年も夏が終わったねぇ」

これもいつもと一緒。
夏が終わった。