練習がてら13年物を


今日も雨が続いた日。明日は回復するそうだが、その時が待ち遠しい。

昨夜、妻がソムリエナイフで抜栓の練習をしたいと言ったので、98年のビオンディ・サンティのロッソ・ディ・モンタルチーノを抜栓してみた。


98年のもの、13年前だ。案の定コルクが少し脆くなっていて、抜栓に少し気を使った。
そして何とか抜栓に成功しグラスに・・・

見事な香り、色は熟成の進んだ色合いをしていた。


味わいは想定したいた通り、ガチガチで口に含むと刺々しさだけが目立ち美味しいとは言いがたいものであった。
しかし、半分をカラフェへと移し、これで更に香りもよく、味わいは少し柔らかなものに変化してくれた。
そして今夜、一晩寝かせたお味を楽しみに飲んでみると。
やはりこいつは言われているように遅咲きだった。
昨日はカラフェに移してもガチガチだった味わいが、今日はコクに変わり、旨味に変わっていた。

13年分の時間を飲み干した。

いつか、ビオンディ・サンティのブルネッロ・ディ・モンタルチーノを飲んでやるのが野望だ。