大概の人はそうだろうけどね

久しぶりに「ローマ人の物語」に目を通してみる。
これまで目に付かなかったところに良く目が行く。

見かけた一文

偉大な人物を慕ってくる者には、なぜか、師の教えの一面のみを強く感じとり、それを強調する生き方に走ってしまう者が少なくない。すべての事柄には、裏と表の両面があるのを忘れて。そして、真の生き方とは、裏と表のバランスをとりながら生きることであるのを忘れて。

ローマ人の物語」文庫本第2巻 P.71