道しるべとなる“言葉”たち

さて、今日で三日目である。どうしても反芻しながら読むのでゆっくりとなっているのだが、今日も梅田望夫氏の「ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!」の中から私自身の道しるべとなってくれる“言葉”を記したいと思う。

読んだ順番に挙げていくと、この言葉とそれに続く梅田氏のコメント今日は先ずこれに導かれた。

個々人が、自分の関心を持つ事柄に
影響を及ぼすことができると感じられれば、
世界をより良い場所にすることができる。
そのためには、人々が選択の自由を行使できる環境をつくる必要がある。
── ピエール・オミディア

When individuals feel they can have an impact on issues that they care about, it leads to making the world a better place. To do that, we need to create an environment in which they can exercise their freedom of choice.──Pierre Omidyar
Rules for Freedom, PC Forum 2006
前掲書 P.119〜120

とあり、梅田氏はこの項目の最後に次のようなコメントを続けている。

個の自由や選択しを押し広げ、個をエンパワーする方向でテクノロジーが実現できる可能性が見えたのに、既存の権威(法律、業界慣習や秩序など)がそれを阻んでいるときは、現状に疑問を抱き、その構造を立て直したいという反骨心で、リスクを取って果敢に攻め込む。
前掲書 P.121

とされている。この二つの言葉が想定している範囲をもっと狭めて個人的な周囲の出来事に置き換えてみると、「生活環境」や「職環境」などは自分自身で如何様にも変えられる。リスクを取って問題に挑めばそこには「a better place」 が待っているのだ。と言う様に私は理解し「導」を得た。

続く二つのビジョナリーたちの名言、私自身の職業はインターネットに直接関係のないものなのだが、ここに示されているこれから現れてくる課題への対処方・考え方には納得した。

インターネットが負けるほうに賭けるな。── エリック・シュミット
Don't bet against the internet. ──Eric Schmidt
Don't bet against the internet, The Economist, The World in 2007 print edition
前掲書 P.138

ネットが負けるほうに賭けるのは愚かだ。なぜならそれは、
人間の創意工夫と創造性の敗北に賭けることだから。── エリック・シュミット
Betting against the net is foolish because you're betting against human ingenuity and creativity.──Eric Schmidt
Don't bet against the internet
前掲書 P.139

これらの少し後の方で梅田氏は“テクノロジーで旧世界を説得する”とした項目で

「今日の問題を、昨日の解法で解く」のではなく「今日の問題を、今日から明日につながる解法で解く」
前掲書 P.143

と書かれていた。「未来志向」のとても良い言葉と感じた。「今日から明日につながる解法」とても素敵な響きだ。

今日ここに挙げたこれらの言葉たちはこれからの私自身を「a better place」へと導いてくれる大切な言葉となる。