遂に届く
午前中、待ちに待った「私塾のすすめ」が届いた。
早速、読み始める・・・。ものの数ページで、ハマッた。
まだ全てを読んだわけではないので、何処がどうとかは書くことが出来ないが、多分この本には今の私の気持ちに答えを与えてくれるように感じた。
最初に齋藤孝氏が次のようなことを記している
「形にならない思い」のようなものを育てていくことはとても大事です。今は形にならないけれど、やがて形をもって現実化していくという、もやもやっとした感触をもっている人たちもいると思います。そうした「もやもや感」が育っていって、それによりパッションが大きくなれば、やがて「デザインする力」に変換できます。最初からきれいなデザインを思い描けるばかりが良いわけではありません。
P.15
とある。自分の事のように思った。
本当に最初の部分でこんな事を記されていれば、もうどんどん読むしかない。
それで、思い出したのがマキアヴェッリの次の言葉たちだった。
名声に輝く指導者たちの行為を詳細に検討すれば、彼らがみな、運命からは、機会しか受けなかったことに気がつくであろう。
そして
運命は、変化するものである。それゆえ人間は、自分流のやり方をつづけても時勢に合っている間はうまくいくが、時代の流れにそわなくなれば失敗するしかない、ということである。
わたしは、はっきりと言う。
慎重であるよりは、果敢であるほうがよいと、断言する。
なぜばら、運命の神は女神なのだから、彼女に対して主導権を得ようと思うなら、乱暴にあつかうことが必要なのだ。
運命は、冷たいほど冷静に対してくる者よりも、征服したいという欲望を露にしてくる者のほうに、なびくようである。
それと最後にこれだ
運は、制度を変える勇気をもたない者には、その裁定を変えようとはしないし、天も、自ら破滅したいと思う者は、助けようとはしないし、助けられるものでもないのである。
合致しているかは判らないが、この三つの言葉を思い出した。
読み終わった後にどのような答えが自分から出てくるのかが楽しみだ。