知らなかったこと、考えたこと

普段お世話になることが少ないので、ほとんど保険証を手にとってゆっくりと眺めることはない。
そんな保険証だが、現在「政管健保」から「協会健保」へと変更が進んでいる。職場もしばらく前から変更が始まっていたのだが、古い保険証を持ってくるのを忘れていて中々変更が出来ずにいたのだが、先週末にようやく変更することが出来た。

で、普段はゆっくり眺めることがない保険証なのでこの機会にマジマジと眺めてみた。表は色が変わったり、若干の表記の変更があっただけだったが、今までは見たことの無かった裏面をみて驚いた。

なんと裏面は「臓器提供意思表示カード」になっていた。どうやら2007年生れの次男の古い保険証はすでに裏面が「意思表示カード」となっていたみたいだったのだが、保険証の裏面がそんな事になっているとは今回まで全く気づかないし、知らなかった。

そうやって裏面のことを知ったからには、何らかの記載をしようかとは考えたのだが、結局まだ「提供する」にも「提供しない」どちらにも印を付けることが出来ない。
この話を進めるには「自分の死」をイメージし、それを受け入れることが始まりなんだろうけど、私にはまだ「自分の死」をイメージして受け入れる準備は出来ていない。今は一人じゃなく、家族もいるので余計にそう考える。

カードに印をつける行為はとても簡単なことだけど、そこに至る思考はかなり悩み深いものだ。

まだしばらくは空白がつづくだろう・・・・・・・・・