ガイドブック

丁度10日前に話題のガイドブックが発売になった。
「☆いくつ」の本である。

京都独自の食文化をどのように評するのか?や、料亭への取材や掲載の可否など発売前から何かと話題になっていた。
私自身は店の評価に対しては非常に興味があったのでずっと気になっていた、どこが?どんなところが?幾つの☆を獲得するのかと。。。

で、当初はその1冊を購入しようかと考えていたのだが、結局は買っていない。
発売日前後にはニュースやワイドショーで取り上げられ、ちょっとした話題になっていたので書店でもかなり売れているのかと思っていたのだが、自宅周辺の何軒かの書店を覗くとどこもそのガイドブックは山積みになったままだった。一応手にとってはみるものの中身を一瞥して結局そのまま棚にもどすという人が多かった。
私も同じで、身近にあるお店がどんな評価を受けたのか?自分の思っている店は掲載されているのか?と思いページをめくってみたが、率直な感想は

「イマイチだな」

であった。
何故なら掲載されているほとんどの店は懐石やおばんざいなどの“和系”の食事を提供する店がほとんどであった。それじゃなんの楽しみもないし、地元の人間(少なくとも私は)にとっては面白味がない。
確かにこのガイドブックの目的が遠くの観光地には「こんなのがありますよ〜」「あんな美味いものがあるよぅ」って人を誘うものだから、“京都のイメージ”“海外からの方が想う京都”そしてそこに在る“京都の食事”は今回掲載されていたお店が供される食がイメージに合致するのだろうかと勝手に考えている。

まぁとにかく私にとってはあまり価値のないガイドブックであった。
私には普通に売られている“京都の食事ガイド”みたいなものの方が100倍ありがたく価値があるものだ。